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『RHYTHM RED』(リズム・レッド)は、日本の音楽ユニットであるTMNのファーストアルバム。(TM NETWORKからの通算では7枚目のアルバム)。 1990年10月25日にエピックソニーレコードよりリリースされた。 == 解説 == 音楽性としてはヘヴィメタルの影響が大きく、1曲目の「TIME TO COUNT DOWN」のリズムなどはスラッシュメタルに近い。「SECRET RHYTHM」はダンサブルなインストゥルメンタルナンバーとなっている。 ハードディスクレコーディングが可能なシンクラヴィアを多用し、CDの音質を超える100kHzサンプリングでマスターが作られたが(音を聞いた時「生演奏より生っぽく聞こえた」という)、容量の都合上44.1kHzまでに落した(小室曰く「劣化させた」とのこと)といわれる〔『TM NETWORK TOUR MAJOR TURN-ROUND Supported by ROJAM.COM』パンフレットより。〕。(実際はCDフォーマットが44.1kHzの為である) 歌詞の面でもTM NETWORK時代にはない部分が多く見られた。当時フジテレビの月9ドラマで脚本を手がけていた坂元裕二を起用(リリース翌年『東京ラブストーリー』を手がけ大ヒットさせる)した。また、今作収録の「Looking At You」で木根尚登が初めてメインヴォーカルを取っている。 ゲストミュージシャンとしてフランク・ザッパ・バンド出身でデュラン・デュランのギタリストで、以前の小室哲哉のソロ活動でもサポートギターとして活躍したウォーレン・ククルロや、ナイト・レンジャーのギタリストであるブラッド・ギルス、TM NETWORKの「SEVEN DAYS WAR」のレコーディングに参加したデヴィッド・"クレム"・クレムソンが参加している。ブラッド・ギルスはシンクラヴィアに録音した音を聞いた際、普通では気付かないノイズやミストーンまでもが再現されていた為「これ、本当に俺の音か?」と憤慨し、その後何度か長時間に渡り録り直しを行った〔藤本健のDigital Audio Laboratory 『第196回:WMAロスレスの音楽配信サイト「@MUSIC HD Sound」 ~ 小室氏とavexが提唱するHDサウンドとは? ~』 より。〕。また、ブラッド・ギルスはドラムスでこのレコーディングに参加した山木秀夫のツーバスのプレイを絶賛していたという。 日本人のギタリストとして是永巧一と葛城哲哉が参加しているが、小室は当初、松本孝弘に代わるサポートギタリストとして是永に白羽の矢を立てており、ツアー参加に声をかけた。しかし是永は自身のスケジュールの都合がつかないことを理由に参加を辞退。是永の紹介で葛城が参加し、そのままサポートギタリストとしてツアーに参加することになった。是永はその後宇都宮隆のバンドメンバーやレコーディングの他、木根尚登のレコーディングにも参加するが、TM NETWORK(TMN名義を含む)のレコーディング参加は本作品のみである。 ツアーにおいても、アルバムと同様ロック色を打ち出すため当初、ベーシストとして浅田孟の起用が予定されていたが、諸事情により断念。代わりに小室の方針転換・推薦により当時YAMAHAのスタッフに過ぎず、バンド・ライヴ経験のない浅倉大介がシンセベーシストとして参加、ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせた〔メディアファクトリー刊「まっすぐ進む 夢へのヒント54」より。〕。 CDジャケットは初回版は箱型の紙ジャケットで表面には「RHYTHM RED TMN」と手書きの表題文字が表記されており裏面は何も表記されておらず、CDケースもクリアケースで表面は紙ジャケットの表面と同じ手書きの表題文字のみが表記されておりこちらも裏面には何も表記されてない。又、ブックレットは無く、歌詞カードのみが添付されているという非常にシンプルな物となっている。歌詞カードも非常にシンプルな物となっており3人の写真は掲載されてないが、代わりに宇宙飛行士に扮した3人の宇宙の合成写真のポスターの付録が別に添付されている。因みにその歌詞カードはCDケースには収納不可能となっている。オリジナルの通常版と1990年代後半以降の再発売版は通常のジャケットに変更されており、歌詞カードもブックレットに収められて新しく作り直されている。 発売日は、奇しくも宇都宮の33歳の誕生日でもあった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「RHYTHM RED」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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